離職率が高いと言われている仕事の一つに、看護師があります。
看護師の離職率は約4割と言われますが、大手人材派遣会社が調べたところ離職率の大半は看護学校卒業後3年目以内に離職していました。
つまり看護師として新人にあたる時期の離職が最も多く、一人前になった後に辞める人は少ない事が分かったのです。
その理由は看護師の仕事は少しのミスが患者の命や後遺症にかかわる可能性がある事が、関係しています。
絶対にミスが許されない仕事なので、新人にあたる3年目までに仕事に対する厳しさをしっかりと叩き込まれます。
あまりの厳しさに耐えきれず、看護学校を卒業して夢を抱いて入った看護師の中には離職に繋がってしまう人がいるのです。
その代わり、そうした厳しい新人時代を乗り越えて一人前になった看護師は常に患者に適切な処置が出来る様になります。
医師より近くで患者に接する機会が多い看護師は、時に患者の異変にいち早く気が付く事だってあるのです。
そうした一人前の看護師は、どこの職場でも歓迎されるので、長く働く事が出来ます。
仮に結婚、出産、介護で一時的に現場を離れても、復帰時に病院が講習を開いたり先輩が指導したり、万全のフォローで迎えてくれる職場は多いです。
もしフルタイムや夜勤が辛いのなら、入院施設が無く昼間だけ診察しているクリニックや老人ホーム、献血の手伝いなどでしたら定時できっちり帰る事も出来ます。
また、看護師を極めたいと思ったのなら、救命救急や助産婦の様に資格を取得してバリバリ働くのも良いでしょう。